この本は、著者が1年以上かけて書き上げたもので、四半世紀の業界経験から編み出した集大成といえる。
700ページもある厚い本だが、分りやすく書かれており、容易に読み進めることができる。
徹底して実務に基づいた内容になっており、「空室対策」を進める上のヒントや、新築及びリニューアル企画提案の手法、また著者の会社で何年もかかってたどり着いた帳票(物件評価表、コンペア式賃料査定票、ヒアリングシート3種、入居者アンケート、物件調査票等)も紹介されている。
第6章の「投資判断の手法」は「投資指標」や「ファイナンス理論」の基礎をどこよりも分りやすく解説。第7章では、管理運営の現場の実務手法を述べ、第9章の「管理会社のビジネス戦略」は今後の管理会社のあり方を示唆し、他書ではあまり書かれていない内容である。
賃貸市況及び業界はいま、大きな時代の波に洗われようとしている。不動産オーナーも選ばれる時代になった。業者に至っては、もう淘汰が始まっており、本書で、新時代への対応を検証してもらいたい。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
藤澤流Know How全公開。大家さんも個人投資家も業界人もこれ一冊で達人。人口減少と家余り時代を生き抜くために。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤澤 雅義
1961年(昭和36年)12月生まれ。
都内の不動産会社及びハウスメーカー勤務を経て、1996年に賃貸不動産の企画・建築プロデュース及びその経営管理(プロパティマネジメント/PM)を専門とする株式会社アートアベニューを設立、代表取締役社長に就任。
2001年、全国の不動産オーナー及び賃貸ビジネスに携わる企業への支援・コンサルティングを行うオーナーズエージェント株式会社を設立、代表取締役社長に就任。
株式会社アートアベニュー代表取締役社長、オーナーズエージェント株式会社代表取締役社長、CPM/米国不動産経営管理士、CFP/サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー、宅地建物取引主任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)